
シミ取りレーザー治療を行うと、シミの部分が軽いやけどのような炎症が起きた状態となります。
これを保護するためにテープを貼り、患部がかさぶたとなって自然に剥がれ落ちるまで待つのです。
テープの上から、化粧品や日焼け止めを使用してもOKです。
保護テープは薄い肌色や半透明の物など、クリニックによって多少の違いがあります。
保護テープは、かさぶたが剥がれ落ちるといわれる期間の間、貼ったままにする必要があります。
治療からかさぶたが剥がれ落ちるまで、1週間~2週間かかります。
最低でも1週間は貼ったままにしましょう。
無理にテープを剥がしてしまうとかさぶたが取れてしまい、炎症後色素沈着を引き起こす原因となります。
炎症後色素沈着が起きると、元のシミよりも濃い色が出てきてしまうことがあるため、保護テープを無理に剥がすことは絶対にやめましょう。
保護テープが剥がれそうになった場合は、上から保護テープを重ねて貼れば問題ありません。
クリニックから、替えのテープをもらっていればそれを使用します。
もしなければ、絆創膏でも大丈夫です。
完全に剥がしてしまった場合も、替えの保護テープや絆創膏を貼れば大丈夫です。
保護テープはどうしても目立ってしまうため、シミ取りレーザー治療を行ったことを隠したい人にとっては、少しやっかいなものですよね。
そんな時は、次のような方法で保護テープを自然に隠すことができます。
保護テープの上からファンデーションやコンシーラーを使用しても大丈夫なので、メイクで普段の肌色にすれば、じっと至近距離で見られない限りは気づかれにくいでしょう。
保護テープが顔の外側にある場合は、髪の毛を内側に巻くなど、髪形を工夫することで目立ちにくくさせることができます。
マスクを使用すれば保護テープを自然に隠せます。
コロナ禍以降、マスクを日常的に使う方が増えたため、それを期にシミ取りレーザー治療に踏み切る方が増えているようです。
シミ取りレーザー治療は、レーザーを照射して終了ではありません。
シミがかさぶたとなって剥がれ落ち、自然な肌の色になるまでに数か月~1年ほどかかる場合もあります。
早くシミを直すためには、治療後の炎症を避ける必要があり、ダウンタイム中肌を守ってくれる保護テープがとても大切なのです。
万が一、保護テープが剥がれてしまったら、新たな保護テープや絆創膏を貼れば問題ありません。
保護テープの役割をしっかりと理解し、ダウンタイムを正しく過ごしてくださいね!